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世界一周ツーリング日記  1995年6月〜1998年6月
45 ウルグアイ 1996/3 ウルグアイ

 

結局物価が高いブエノスアイレスには1週間ほど滞在して次はウルグアイへ向かう。
ブエノスアイレスからウルグアイへ渡るフェリーに乗る為に早起きする。港はブエノスアイレス市内にあった。
ドブの匂いがする茶色のラプラタ川に大きな双胴船が浮かんでいる。フェリーといっても国際線だ。艦内には免税店なんかもある。船の甲板に出るとブエノスアイレスの町はスモッグに霞んでいた。ブエノスアイレスとはスペイン語で「いい空気」という意味だがとてもそんな風景ではない。
港の外に出ても茶色の水面は波一つなく、まるで干上がった湖に船が浮かんでいるようだ。

3時間半でウルグアイのコロニア港に着いた。とりあえず首都モンテビデオを目指す。のどかな牧場が続いているのはアルゼンチンの田舎とそう変わらないが、走っている車はほとんど1940〜1950年代のクラシックカーだ。部品はどうしているのだろうか。道端によく車が止まっているのが笑える。まるで昔のアメリカ映画を見ているような風景だ。
モンテビデオに着いたが街は小さいので宿探しは比較的楽だった。バイクは近くの有料駐車に止めねばならなかったが。安宿にチェックインし町を歩く。
町を歩く人は、なぜか皆ポットを脇に抱えてカップを持ち金属性のストローで何かをチューチュー吸っている。どうやらお茶らしい。肌身離さないほどお茶が好きなんだろうか。ブエノスアイレスより物価が安いので安心できる。
ブエノスアイレスと同じくみんなステーキが主食みたいで安食堂でもガンガン肉を焼いている。宿はちょっと高そうなレストランの2階にありそのレストランの石窯の後ろ側が宿への階段だった。夜町歩きをして宿に帰ってくるとその階段の壁が手で触れないくらいにすごく熱くなっていて驚いた。壁一枚向こうでは石窯に薪をどんどん放り込んでガンガン炎を上げている。火事にならんのかいな。

都会だがどこか垢抜けないモンテビデオに2泊して、次はブラジルだ!


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