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世界一周ツーリング日記  1995年6月〜1998年6月
25 ホンデュラス 1995/11 ホンデュラス


へ、ホンデュラスへ向かう。
昼前に国境に着いた。国境にたむろする両替屋とガイドとガキ共を振り払いながら、またしても面倒な手続きをしてやっとエルサルバドルを出国する。
両国の間に広い川が横たわっていてそれを渡ればホンデュラス側の国境だが、あいにくと昼休みに入ってしまった。入国の建物付近にはお菓子や果物などの物売りが1415人、両替屋が20人、入国待ちの旅行者やトラックドライバーが数十人の合計200人程がうろうろしている。その間をなぜか野良牛が歩いている。

ホンデュラスの入国はポポンとあっけないほど簡単に済んだので非常に気分がいい。
天気もいい、風も気持ちいい。今、日本から遠く離れて中米ホンデュラスの空気の中を走っているんだと思うとすごく満たされた気分になる。あーバイクは気持ちよか。

グアテマラやエルサルバドルでは小さな村でも必ず物売りや屋台、汚なそうな食堂が待ちうけていたが、ここは雑貨やがあるだけで静かに通過できる。峠に入り標識を見るとあれ?と思った。日本で見かける立派な標識が並んでいた。文字こそ日本語とスペイン語の違いはあるがあれは紛れもなく日本の標識だ。景色も山が多く、広い河原を持った川が現れたりして、まるで日本を走っているかのようだ。
大きな峠を越えると首都テグシガルパに着いた。町の観光案内所で安宿の場所を聞いたがわからない。タクシーの運ちゃんに聞くと暇なのか物珍しいのか、快く教えてくれた。しかし理解できたのは
10分の1だが。それをもう一回やってホテルを見つけることができた。みんなやさしいなあ。

日が暮れて夕食を食べに町にでる。中心街には人がうじゃうじゃいた。黒人の姿が多い。カリブ海が近いからなのか。安食堂で定食を食べる。ビールも飲んで150円也。この国は物価が安いなあ。しかし食べていても、店の中に入れ代わり立ち代わり菓子売りと靴磨きと物乞いの少年が入ってきて落ち着かない。
まだ時間が早いので映画館でシルベスタースタローンの「ジャッジドレッド」を見てから宿に戻る。



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