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世界一周ツーリング日記  1995年6月〜1998年6月
23 アンティグアグアテマラ 1995/10 グアテマラ


アンティグアはスペインが征服していた頃の、昔の街並みが残る美しい町だ。
美しいウィピルを着たインディヘナの女性が歩く石畳の町の背後には、まるで富士山のような姿をしたボルカン・デ・アグア山がそびえる。高さも富士山と同じくらいだ。

この小さな町には、まったく不釣合いなほどのたくさんのスペイン語学校があり多くの外国人がスペイン語を習っている。この先スペイン語圏を長期間旅行する予定なので自分もここでしばらく習うことにする。
数軒のスペイン語学校を覗き、相場と内容を調べる。そしてメキシコシティーで聞いていた一軒のスペイン語学校に行ってみる。感じがいい校長さんから説明を聞き、1ヶ半月のプログラムを申し込んだ。ちょっと長すぎやしないかと思ったが、この先必要になるのは分かっているのでこれは自分への投資だ。
紹介されたホームステイ先には人が良さそうな老夫婦とおばさん、そして高校生の娘2人がいた。
それに前からホームステイしている日本人2人。
これから朝昼晩スペイン語だ。

授業は、月曜から金曜まで1日4時間、先生1人に生徒1人!の個人授業なのでまったく気が抜けない。しかもホームステイ先に戻ってもスペイン語だ。
過去にこんなに勉強したことがあっただろうか。おかげでまったく分からなかったスペイン語が徐々に分かるようになってきた。
ホストファミリーの人たちもゆっくりとわかるようにしゃべってくれる。日に日に彼らと会話が成立するようになるのが楽しかった。

同じ学校にアラスカで会ったDR350の野呂さんがやってきた。そして自分と同じくバハで世界一周中の安藤さんという人もやってきた。

土日は授業がないのでバイクの整備をする。
ドライブチェーンは伸び切っていたのでバイク屋で1コマカットしてもらおう。
バイク屋で「チェーンが伸びているのでカットしてください」と頼むと、丁稚だろうか高校生くらいの少年が担当してくれた。しかし彼はやり方がわからないのか手がおぼつかない。
「いや、こうやるんだよ」と彼から工具を奪い取り、自分でカットした。やっぱり自分でやった方が安心だ。奥から経営者が出てきたがいくら払おうか。
ん〜と彼は考えたが工具使用料ということで5ケツァル(90円)だった。グアテマラの人は人がいい。

ヘタっていたスプロケットダンパーとガタが出ていたホイルベアリングを日本から送ってもらったら、5000円の部品代に1万円近い送料がかった。試運転してみると加速にダイレクト感が戻った!もしあのままスプロケットぐらぐら、リヤホイルぐらぐらで走っていたらどこかで走行不能に陥るところだった。点検して良かった。


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